韓国の夏の風物詩「伏日(ポンナル)」
韓国には、日本の「土用の丑の日」にあたる「伏日(복날・ポンナル)」という習慣があります。1年で最も暑い時期に3日間あり、それぞれ初伏(チョボッ)・中伏(チュンボッ)・末伏(マルボッ)と呼ばれています。この暑さを乗り切るために「熱いものを食べて元気をつける」というのが韓国式の考え方。
その伏日の定番メニューといえば、断トツで**参鶏湯(サムゲタン)**。丸鶏のお腹にもち米や高麗人参、なつめを詰めてじっくり煮込む、韓国を代表するスタミナ食です。専門店の前にサラリーマンの行列ができるほど、夏の風物詩として根付いています。
今日はそんな参鶏湯を、専門店に行かなくても「電気釜(炊飯器)ひとつ」で楽しめるようにアレンジしたレシピをご紹介します。もち米が鶏の旨味をたっぷり吸って「おこげ」になるので、〆のカルグクスがなくてもこれ一台で大満足。名付けて「おこげ鶏白湯(オコゲ・トリパイタン)」です。

材料(3人分)
- もち米:1.5〜2カップ(30分水に浸けておく)
- 鶏もも肉(骨付き):800g〜1kg
- サムゲタン用漢方薬「ナツメ、ジンセン、オウギなどパック:1パック」
- 玉ねぎ:1個
- 長ネギ:1本
- ニンニク:10〜15粒
- 生姜:2片
- 水:鶏が浸かるくらい
- 塩、胡椒:適量
作り方
1. 電気釜の底に、30分ほど水に浸けておいたもち米を均一に敷く。

2. 水分を拭き取った鶏肉をのせ、サムゲタン用漢方薬パック、くし形に切った玉ねぎ、ぶつ切りにした長ネギ、ニンニク、生姜を加える。

3. 鶏が浸かるくらいまで水を注ぐ。

4. 電気釜の「蒸し(찜)」モードで50〜60分加熱する(機種によって差があるので、様子を見ながら調整してください)。
5. 50〜60分蒸し終わって蓋を開けたら、汁気の濃度を確認する。天日塩または粗塩で軽く味を調えながら水を足し、そのまま「蒸し」モードでさらに10分ほど加熱する。
6. 仕上げに塩と胡椒で味を調えて完成。

ここが編集長のこだわりポイント
- 仕上がりは、あえて少し汁気を残す。カラッと乾いたおこげよりも、ほんのりスープが残るくらいの状態が個人的には好み。
- 食べるときは、平たい鍋に移して弱火にかけながら。 参鶏湯は冷めると魅力が半減するので、食卓の上でずっと温かい状態をキープするのがポイント。
- しゃもじで軽く押すと、骨と身が自然にほろっと分かれる。混ぜながら食べ進めると、身がどんどんほぐれてきます。
- 大きい骨は先に取り除いておく。 食べる直前にひと手間かけておくと、箸だけでラクに食べられて、小さいお子さんやご年配の方にも優しい一皿に。
家でひとり分から作れて、後片付けも楽なので、この夏ぜひ試してみてください。
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