悪魔の作物、まさかの国民食に―ジャガイモが変えた運命の物語

こんにちは。セイです。まだ日本語を勉強中なので、足りない日本語表現があれば教えてください。

悪魔の作物、まさかの国民食に―ジャガイモが変えた運命の物語


私はジャガイモが本当に好きなのですが、少し前にこのジャガイモにまつわる、ちょっと意外で、少し切ない歴史の話を知りました。今日は、一つの作物が国の運命を大きく揺さぶった物語を紹介したいと思います。

☺三行まとめ☺

①ヨーロッパで長らく「悪魔の作物」と嫌われたジャガイモ。
②植民地アイルランドではむしろ国民食となり、人口が爆発的に増えた。
③しかしその依存が、後に大飢饉という悲劇を招くことになる。


① 「悪魔の作物」と呼ばれた時代


16世紀末から17世紀にかけて、南米からジャガイモがヨーロッパに伝わった当初、人々はこの見慣れない食べ物を歓迎しませんでした。理由の一つは宗教的な解釈です。聖書には、種をつける野菜と種を持つ果実だけが食物として許されると書かれているのに、ジャガイモは花が咲いて実をつけても、地中に栄養を蓄える方式で育ちます。まるで死体を埋めるように植え付けるやり方が不気味だとされ、「悪魔の野菜」と呼ばれるようになりました。キリスト教化されていたヨーロッパの人々にとって、聖書に登場しない不浄な食品、神が許さない食べ物だと考えられていたのです。

さらに、ジャガイモがハンセン病を引き起こすという噂まで広まりました。当時のヨーロッパ人には、「空に近い木になる果物は良いもの、地面から遠い地中に育つジャガイモは悪いもの」という考え方もあったと言われています。こうしてジャガイモは長い間、多くのヨーロッパ諸国で「貧しい人や家畜が食べるもの」として扱われていました。

不気味さをさらに強めていたのが、ジャガイモ特有の「増え方」でした。聖書に登場する植物は、基本的に種から芽を出して育つものばかりです。ところがジャガイモは、種を蒔くのではなく、いもを切って土に埋めるという方法で増やします。土を掘り返すたびに、切ったはずのものから次々と新しいいもが生まれてくるこの現象は、当時の知識では説明のしようがありませんでした。「まるで死体を切り刻んで土に埋めているようだ」と感じた人々にとって、この栽培方法そのものが、自然の摂理に反する悪魔の力の証拠のように映っていたのです。
「悪魔の作物」と呼ばれた時代


今では当たり前に食べているものが、昔はこんなイメージだったなんて、ちょっと驚きですよね。 やっぱり人って、考え方次第で物事の見え方が変わるものだなあと思います。 個人的には、美味しくてかわいい(:>)ジャガイモがあんな扱いを受けていたなんて、ちょっとかわいそうに見えます。 ……いや、むしろ今こうしてバクバク食べられてる方が、かわいそうなのかな?www


② アイルランドが選んだ道―人口爆発と体格の変化


そんなジャガイモをヨーロッパで最初に受け入れたのが、当時イギリスの植民地だったアイルランドでした。アイルランドを支配していたイギリスの地主たちは、アイルランドの小作農が育てた小麦やとうもろこし、肉や牛乳といった農畜産物のほとんどを本国イギリスへと収奪していきました。その結果、アイルランドの人々の手元には、小さな土地でも育てられるジャガイモしか残らなかったのです。

しかし、これが皮肉にもアイルランドの人々を救うことになりました。ジャガイモは栄養価が非常に高く、ビタミンCやタンパク質も豊富に含んでいます。牛乳と一緒に食べれば、ほぼ完全な栄養バランスが得られるほどでした。1エーカーほどの土地さえあれば、家族六人が一年間食べていけるだけの量を収穫できたと言われています。

その結果、貧しくても急激に増加していったアイルランドの農村人口は、大飢饉が起こる直前の1845年には850万人に達し、当時ヨーロッパで最も人口密度が高い地域になっていました。さらに当時アイルランドを訪れたイギリス人の旅行者たちは、「ジャガイモと牛乳だけを食べているアイルランドの農民は、意外にもがっしりして体格が良い」と記録していたとも言われています。ヨーロッパで「悪魔の作物」として嫌われていたジャガイモが、皮肉にも植民地アイルランドで先に国民食となり、人々の体を大きく、たくましくしていったのです。
アイルランドが選んだ道

もしアイルランドでこんなことが起きていなかったら、今頃ジャガイモを見る目も違っていたのかな? でもイギリス人の立場から見たら、あらゆる穀物や作物を奪っていったのに、人口が増えてがっしりした体格の農民たちがどんどん増えていくのを見て、一体どんなことを考えていたんだろう、ちょっと気になりますよね。
ジャガイモを食べてるふりして、穀物や作物を隠してるとでも思ってたのかな? それとも宗教的な意味づけをして、「ジャガイモを食べたから悪魔化した」とでも考えてたのかな?

---

③ その後に訪れた悲劇―大飢饉


しかし、この物語には続きがあります。人口が増え続けたアイルランドでは、限られた土地でより多くの人を養うため、栽培しやすく収穫量の多い、ごく限られた品種のジャガイモばかりが広く植えられるようになっていきました。

そして1845年、ジャガイモ疫病がアイルランド全土で突然発生します。直接の引き金となったのは、「フィトフトラ・インフェスタンス」という疫病菌でした。この菌はアメリカ大陸から海を渡ってヨーロッパに上陸し、温暖で湿った気候の中で一気に広がったのです。ここに、同じ土地で同じ品種のジャガイモばかりを植え続けていたことも重なりました。単一品種への依存は土壌の栄養バランスを崩しやすく、病気への抵抗力も弱めてしまいます。こうして被害は数年にわたって深刻化していきました。小麦や肉、牛乳といった他の食料はすでにイギリス本国に収奪されており、アイルランドにはジャガイモ以外にほとんど食べるものがなかったため、多くの人々が飢えに苦しむことになりました。この大飢饉により、アイルランドの人口の約20〜25%が、死亡あるいは海外への移住によって失われたと言われています。アメリカ大統領だったジョン・F・ケネディや、フォード自動車を作ったヘンリー・フォードも、この時期にアイルランドから移住した人々の子孫なのだそうです。

この大飢饉の原因は、疫病菌だけにあったわけではありません。単一品種への依存が被害を広げやすくしたことに加え、当時アイルランドを植民地支配していたイギリスの政治的・経済的な差別政策が、事態をさらに深刻にしたと言われています。「疫病菌が直接の引き金となり、単一品種への依存とイギリスの政策が被害を拡大させた」というのが、この悲劇の正確な構図と言えるでしょう。

かつて人々の体を大きく、たくましくしてくれた恵みの作物が、一つの品種への依存という形で、一転して悲劇の引き金になってしまう―ジャガイモの歴史は、一つの作物にすべてを頼ることの怖さも、静かに教えてくれているように思います。

大飢饉



今、私たちが何気なく食べているジャガイモの一皿にも、こんな壮大な歴史が隠れているのだと思うと、少し味わい方が変わってくる気がしませんか。


④ ジャガイモの栄養成分


歴史の話はここまでにして、今度はジャガイモそのものの栄養について見てみましょう。私が1番気になることです。ジャガイモ100gあたりのカロリーは約66〜77kcalで、意外にも低カロリーな食品です。炭水化物が約15〜18g含まれる一方、脂肪はほとんどなく、タンパク質も約1.5〜2.6g含まれています。

特に注目したいのがカリウムです。100gあたり約370〜485mgも含まれていて、これはバナナよりも多いほどです。カリウムは体内の余分なナトリウムを排出する働きがあり、血圧のコントロールやむくみ対策に役立つと言われています。ビタミンCも豊富で、小さめのジャガイモ1個で1日の推奨摂取量の15〜30%ほどを摂ることができます。しかもこのビタミンCは、でんぷんに守られているため加熱による損失が少ないのが特徴です。

運動が好きな方には、ジャガイモは特におすすめの食材です。カリウム、ビタミンC、アミノ酸が豊富で、運動後30分以内に温かいジャガイモとタンパク質(卵や肉など)を一緒に摂ると、筋肉合成の効率が上がるとされています。皮にはポリフェノールも含まれていて、炎症を抑える効果も期待できます。ただし調理法は重要で、揚げるより茹でる・蒸す方が、余分な油を摂らずに栄養をしっかり活かせます。


⑤ ジャガイモを楽しむいろいろな方法

皆さんは、ジャガイモをどんなふうに楽しんでいますか?
私、本当に気になります。
私はだいたい皮をむいて鍋に入れて、ニューシュガーと塩を入れて茹でたり、ジャガイモのすいとんや、ジャガイモスープなどにして食べています。
ジャガイモのチヂミもよく食べていたんですが、揚げるより茹でる方がいいらしいので……😅
もしよかったら、皆さんはどんなふうに作って食べていますか?
料理の名前だけ教えてもらえたら、レシピは私が調べてみますね〜😂

コメント

このブログの人気の投稿

玄理、在日コリアン女優がキラーになるまで — 「ドーパミン中毒」になるほど没入した理由

Netflix『エージェント・キム』ソ・ジソブの知られざる素顔とは

『ハートシグナル5』第15話 感想・ネタバレ|眠れない夜に考えたこと